便座の気持ち。

事務所の引越しをした。

新しい事務所にトイレはひとつ。

二つあったウォシュレットからひとついただけることになった。

ありがたい。

ところであたしは去年ぐらいから英会話を習っている。
女性専用の英会話。
習う側に合わせてマンツーマンでレッスンを組んでいくスタイルが気に入っている。
銀座という土地柄と上品な雰囲気。
お洒落な加湿器が静かに部屋でマイナスイオンを精製する中、
あたしは便座を持って登場した。
花嫁がオナラをするぐらいのミスマッチ。
受付のお嬢さんもびっくりだ。

そもそもその日、会社に出勤したあたしは
アフターファイブに英会話だということを忘れていた。
いつもはちゃらちゃらした服を着ているあたしも
風邪気味だったのもあり、パンツにペタンコグツ、そしてとっくり。あ、タートル?笑
とにかく仕事の途中で英会話を思い出し
そんなイデタチで銀座に行くものはどうかと
会社で気付きいったんタクシーで家に帰ってから
銀座へ出ようかなと思っていた。

でもタクシーに乗るなら以前から持って帰れていない
例のウォシュレットを持って帰るのがいいなと思い
ちょうどいい袋を探した。
ぴったりのを発見。

なんだ、これなら持っていけるじゃないか。
タクシーに乗る必要はない。

ということでそのまま便座を銀座に連れて行き
電車の中の人はおののき、受付のお姉さんはどん引きという事態になった。

最初タクシーを使うのは便座のためではなかったのに
なぜ最後すり替わったんだろう、目的が。

この話を次の日会社で、どSな社長(女性)に話したところ
目的のすり代わりよりも
便座を銀座に持っていったところが大ヒットだったらしく
必要以上に笑われた。

確かに
服装どうのよりも持ち物でシャットアウトされなかった奇跡。
東南アジアの国ではドリアンを持って電車に乗れなかった。
ウォシュレットを持って銀座もあぶないところじゃないだろうか。

便座の気持ち

しかしそういえばこの社長・・・
昔付き合っていた男性と銀座の東芝ビルあたりを歩いていて
なにか気に入らないことを言われたらしくとても腹が立ったそうだ。

考えるまもなくバッグで横殴り。

「銀座で便座」を信じられないというが
「銀座で殴打」のほうが
目を引く気がする。

SとMの違いはここかと改めて実感。
あたしは銀座殴打は出来ないが銀座便座は可能だ。

出来ることとできないことは価値観によって変わる。
人前で鼻をかむのは下品だとか
常識的な割り箸の割り方だとか
マネーにもマナーをとか
そんなのまだ小さい範疇の話だ。

そんな便座の気持ち。

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